訪問介護における生活援助について詳しく説明します。生活援助をする際には、対象範囲を超えないように注意しなければなりません。あくまで利用者本人に対して行うものなので、同居する家族に対してまでサービスを提供することは禁止されています。掃除をする際には物の扱いなどに注意しつつ、利用者の見守りも怠らないようにしてください。料理が好きな人はスキルを活かせますが、訪問介護ならではの料理方法もあるので確認しておきましょう。
生活援助とは、掃除・洗濯・料理といった家事、買い物の代行、薬の受け取りなど、利用者の身の回りのお世話のことです。日常生活の支援を目的としており、利用者の意向を尊重しながら行われます。自立支援がテーマなので、使用していない部屋の掃除や日常生活に必要不可欠とはいえない家事などは対象外となります。生活援助には利用回数の上限目安が設けられており、その回数を超えて利用が必要になった場合はケアプランの見直しが行われます。
続きを読む利用者ごとに掃除に関するルールが異なるので、それぞれのルールに沿って掃除をしてください。私物に触れる機会が多いので、その際は必ず声をかけましょう。家族との共有部分を掃除することは業務範囲外の行為になるので注意が必要です。窓の拭き掃除も対象外ですが、あまりにも汚くて生活に支障が出るようであれば一旦上司に確認しましょう。掃除機はメーカーごとに操作性が異なるので、壁や物を壊さないよう慎重に扱ってください。
続きを読む利用者の状況や好みを尊重しながら、栄養バランスの整った食事を手際よく作りましょう。歯の状態が悪い利用者の料理を作る際には、細かく刻んだり柔らかく煮込んだりするといった工夫が必要です。料理だけが仕事ではないので、時間配分には十分注意してください。高齢者は和食を好むので、「みそ汁」「おひたし」「煮物」などの定番料理を作るスキルを磨いておきましょう。なお、利用者の家族の分まで料理を作ることは禁止されています。
続きを読む介護の資格が求められない生活援助ですが、生活援助従事者研修を修了することによってさまざまなメリットが生まれます。生活援助従事者研修は、介護の入門資格である介護職員初任者研修よりも短時間でカリキュラムを修了できます。受講によって介護の基礎知識が身につくため、生活援助に従事する際のアピール材料にもなりやすいです。そして、さらなるステップアップを考えたときに介護職員初任者研修の足がかりになることなどもメリットに挙げられます。
続きを読む求人を探す方法はいくつかあります。自宅から近い職場を見つけるならハローワークがおすすめです。ただし、ハローワークは情報量が少ないので、効率的に多くの情報を集められる転職エージェントなども活用しながら転職活動を進めていきましょう。
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