訪問介護で掃除をする際のポイント

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掃除をする際のポイント!

意向を尊重しながら慎重かつ丁寧に

ルールに従う

訪問介護で掃除をする際にまず意識すべきなのが、「利用者のルールに従うこと」です。掃除の方法は人それぞれ違います。例えば、「床が傷むのでモップで拭く」「掃除機だけだと吸い込みが弱いのでコロコロも使う」など、利用者が独自に設けているルールを尊重しましょう。また、掃除は私物に触れる機会が多いので注意が必要です。私物に触れる際には必ず声をかけてください。物の配置にこだわりがあり、所定の位置からずらされることを嫌う利用者もいます。

やってはいけないこと

同居する家族との共有部分を掃除しないように注意してください。あくまで利用者本人の生活援助が目的なので、他の家族が使用するスペースに関しては手を出せません。共有部分の掃除を頼まれることもあるかもしれませんが、その際にはしっかり断りましょう。あらかじめ範囲を確認し、それでも分からなければ上司に相談してください。
また、窓の拭き掃除や庭の掃除も範囲外となります。特別な理由がない限り、日常生活を送る上で支障のない部分だからです。もし、あまりにも窓が汚い状態なのであれば、一旦上司に指示を仰ぐようにしましょう。大がかりな掃除やそれに伴う家具の移動もサービスの範囲外です。小さい家具ならまだしも、大型家具の移動は生活援助の対象外となるので注意してください。

掃除機の扱い

掃除をする上で最も利用頻度の高い道具が掃除機です。基本的に利用者の自宅にある掃除機をお借りして掃除をします。そのため、使用の際には都度許可を取るようにしてください。掃除機はメーカーによって操作性が異なります。勢いよくぶつけてしまうと壁や家具を壊す恐れがあるので、慎重に操作しましょう。特に注意したいのはコードの位置です。利用者が歩いている時にコードが伸び切っている状態だと、足を引っかけて転倒するリスクがあります。掃除機をかけている間はコードの状態を細かく確認しましょう。

トイレ掃除

トイレ掃除をする際も、利用者の自宅にある掃除道具を使用します。トイレ掃除の基本は、「綺麗な部分から拭いていくこと」です。「ドアノブ→床→便器」の順番で拭いてください。汚い部分から拭いて、そのままドアノブを拭くと非常に不衛生です。

常に意識すべきこと

掃除をしている際、常に意識すべきなのが「物を壊さないこと」です。利用者の自宅を掃除するため、当然ながら周囲にある物は全て利用者の私物です。非常に高価な物を部屋に置いている可能性もあるので注意してください。また、掃除だけに集中せず利用者の見守りも忘れないようにしましょう。歩行が不安定な人や認知症を患っている人が対象となります。事故が起こらないよう、常に細心の注意を払ってください。

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